2012年4月14日土曜日

安倍元総理の携帯メルマガ4月13日より 北朝鮮ミサイル


 北朝鮮のミサイル発射はお粗末な失敗に終わった。
 今回のミサイル発射は北朝鮮にとって記念事業的な、そして金日恩政権がスタートするにあたって彼の国内における威信を高めるための発射であったと言える。

 しかし世界中のマスコミの注目を集めた中での大失敗であり、これは金日恩政権の国内での威信の失墜と不安定化に繋がっていく可能性もあると言える。
 また、彼がこの失敗を挽回するために核実験へと突き進む可能性もある。

 その意味で今回のミサイル発射は失敗であったとはいえ、国連安保理決議一六九五号、一七一八号、一八七四号に違反することは明白である。特に一六九五号は私が官房長官時代に日本が主導して決議したものである。我が国として断じて容認できない。
 日本は北朝鮮に対し追加的な経済制裁処置をとる必要がある。本日の衆議院本会議でも非難決議をしたところではあるが、決議だけではまさに「言うだけ」になってしまう。実行性のある更なる追加的な制裁処置が必要である。同時に国連において発射に対する非難決議を行うべく国際社会に働きかけていく必要がある。
 今回のミサイル発射において官邸が米国からの通報があったにも関わらず、発射自体を否定するような記者会見をしたことは大きな問題だ。
 少なくともその通報があったことは国民の生命と財産に関わることであり「情報を得ている」という形で公表するべきであったと思う。
 その問題についても今後国会で明らかにしていく必要があるだろう

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