2011年3月18日金曜日

被災地で救援に当たる方々の英雄的な献身と卓越した勇気の事例

 被災者救出に当たる自衛隊員が、防衛費削減のため2~3日分の食料しか持たされず、満足に寝る場所も無く活動していることは菅総理も国民も知らない。


 自衛隊員の手袋がすり切れて穴が空いている写真を見て、消防隊員、警察官など救出活動に当たれる方々のご苦労の一端がわかりました。感謝いたします。


西村眞悟氏が、自衛隊員から直接お聞きになったお話など、原発などで働かれている方々の献身と勇気に胸が熱くなりました。ご紹介します。
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眞悟の時事通信2011年3月17日より
英雄的な献身と卓越した勇気の事例


 無名の人々の献身的な努力と卓越した勇気が明らかになってきている。それは、被害地の情報の閉ざされたなかでのことであるから、一つ一つが克明に明らかになっているのではない。
しかし、まさに、無名の人々の無数の献身が東北の被害地を覆っているのを感じる。それゆえ、その中にいる人々は、悲しみの中にも高貴さを保っている。
 
 その人々と全ての日本国民に対して、十六日天皇陛下はビデオメッセージを発せられた。心にしみるお言葉である。
まさに「おおみこころ」を発せられたのである。
悲しみのなかに、我が日本の国体の尊さ、ありがたさを思った。


 本日も昨日に引き続いて、東北関東の地震について書かせていただく。
昨日は、本時事通信を入力した後、上京して中山恭子参議院議員にお会いした。そして、昨日の時事通信で書かせていただいた総理のすべき決断を中山参議院議員に述べた。
即ち、災害救援の為の国家総動員態勢構築の決断である。


しかし、これを決断すべき、現総理の菅とは何かについては、後に簡潔に述べたい。
つまり、本稿は、菅のことではなく、日本国民のなかに何時もいる無名の英雄について述べたい。
これこそ、草莽崛起の危機において現れる姿であり、さらに、国家の復元、国家の再興につながる姿である。


 菅総理に、初め二万人、次に五万人、その次六万五千で、十三日には十万人出動といわれた自衛隊の隊員は、いま黙々と被害者救出の主力として作業に当たっており、救出した被災者は現在一万八千人を超えていると言われる。瓦礫のなかから、生後数ヶ月の赤ちゃんを抱き上げてほほえむ自衛官の姿が感動的だった。この子の両親は何処に行ったのだろうか。


そこで、その自衛官の意識は如何なるものなのか
私に寄せられた自衛官の声を知ってほしい。
私の郷里の連隊の自衛官からは、「自分も含め全自衛官が救出に行けるようにしてほしい」という声が来た。彼はなんとかして、国民を救いに行きたいというのだ。
また、第二師団の自衛官は、私の友人にこう言った。


 「菅のころころ変わった発言など問題ではない。我々の体内には、何が何でも被災者を救いたい。そうしたDNAがしみこんでいるんです。全自衛官が救助に行きたいと思っている


また、自衛隊は派遣される隊員への食糧及び物資の補給には大変苦労している


菅政権がレンホウとかいう異国の名を持つ者の得意な演技による「仕分け」とか「生活第一」とかで防衛費を削りに削っているからである。それ故、


派遣される隊員が持たされる携行食糧は二・三日分にすぎない。しかも、自衛官が被災現場で被災者用の救援物資を食べることはない。


つまり、いま現地に入って目覚ましい救援活動をしている自衛隊は、満足に食べることなく寝る場所もなく頑張っているのだ。


友人は、このことを菅は知っているだろうか、と尋ねた。すると自衛官は、
「知るわけがない、しかし、我々が暴力装置でないことを見せつけます」と答えた。


アメリカ軍は、福島原発の上空に、無人偵察機を飛ばして状況を把握している。有人機では被爆の危険があるからだ。
しかし、我が自衛官は、本日数トンの水をぶら下げた有人ヘリを操縦して、原発上空数十メートルから水を散布している。


地震発生の翌日、私の家に次のようなメッセージが投函されていた。投函した方は、定年まで青森県六ヶ所村の日本源燃で仕事をしており「原発装置の流れ配置その怖ろしさを熟知しています」と書かれた上で、
「現場では、最前線の担当作業員が、自らの命をかけて、必死で国民のために外部漏れを防いでいるはずです。そのためにも一人一人、彼らの任務に応えて被爆しないように自ら行動してまいりましょう」と結ばれていた。


 福島原発の現場にいて、修復に心血を注いでいる東京電力職員、自衛隊員、警察そして消防職員は、もとより命をかけている。
それを、何か!
菅は東京電力本社に乗り込んで「一体、どうなってるんだ。撤退するなよ、撤退すれば東電はつぶれるぞ」と言ったという。


 現場で命をかけている英雄のことを知ろうともせず、東京で撤退するなとは、あまりにも無礼ではないか。彼らは東電のために命をかけているのではない。国民を救うために命をかけているのだ。
こんな奴、給水へりに積んで原発の炉心の上二十メートルにぶら下げればいい。


 いま、我が国内閣の総理と官房長官は、原子力発電のにわか聴講生として受講に精一杯で何も決断できず、ボランティア担当補佐官や節電啓発担当大臣とやらの訳の分からないポストを作っただけでぼーっとしている。官邸の屑だ。


 しかし、現場では命をかけている。
自衛隊、警察、消防、地元青年団そして多くの人々の努力により、被災者は救い出され、救出と同時に復興への動きも始まりつつある。


世界に希な、英雄的な献身と勇気の事例である。


そして、原発では、姿の見えない人々の命をかけた作業が続いている。
そこに、天皇陛下の全国民への励ましがある。


これが、天皇と共に国民皆家族のようになる我が国の姿、天皇の国の姿である。
諸兄姉、福島原発が鎮まるように、ともに天に祈りましょう。
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=16日午前7時35分ごろ、女川町(橋本昌宗撮影)


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