2011年7月2日土曜日

ペテン師;菅と「越後屋;ソフトバンク孫」に高笑いさせてはいけない:再生エネルギー特措法案の危うさ

 再生エネルギー特措法案は、経産相が決める固定価格で再生エネルギーの全量買い取りを義務づけている。価格を決める権力者にとりいった政商に極めて有利な仕組み菅と孫の韓国コンビの考えそうなこと。


【産経抄】7月2日 - MSN産経ニュースより
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110702/plc11070203310002-n1.htm

 中国の偉い人はブラックユーモアのセンスがある。中国共産党結党90周年にあわせ、北京と上海を4時間48分で結ぶ中国版新幹線が開業したが、列車の名前は「和諧号」という。和諧とは日本語で調和という意味だそうな。


▼和諧号は、川崎重工業などからの技術供与をベースに中国メーカーが製造したものだが、中国側は「独自開発だ」と米国などで特許申請の予備手続きを進めている。どうやら和諧は、調和ではなく、強欲を意味する雅語なんだろう。


▼きれい事をいって強欲ぶりを遺憾なく発揮する和諧の精神は、中国の専売特許かと思っていたら、日本にもあるある。権力維持に人一倍の強欲さをみせる菅直人首相がご執心の再生エネルギー特措法案も「和諧」の臭いがぷんぷんする。


▼確かに太陽光や風力、地熱を利用した再生エネルギーを飛躍的に増やそうというこの法案は正義であり、魅力的にみえる。いまだに放射能をまき散らしている東京電力福島第1原発の現状をみるにつけ、党派を超えて一刻も早く成立させよ、というお調子者が出てきても不思議ではない。


▼野党の中にも早く法案を通して菅首相の花道をつくり、退陣させた方がいいというおめでたい議員がいるという。しかし、
この法案には重大な欠陥がある。経産相が決める固定価格で再生エネルギーの全量買い取りを義務づけているのだ。









▼簡単にいえば、たとえ高コストであっても電力をつくればつくるほど供給者はがっぽり儲(もう)かり、つけは料金値上げとなって消費者にまわってくる。


もっとはっきりいえば、価格を決める権力者にとりいった政商に極めて有利な仕組みなのだ。


ペテン師と「越後屋」に高笑いさせてはいけない。




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